和気暮らしをはじめるための応援ガイドがあったら

【名前】田中まさみ(30代)
【同居している家族】息子2人(4,7 2016年11月1日現在)・夫
【3.11後の避難の経緯】埼玉県→広島県尾道市で保養(2012年夏)→徳島・尾道・岡山(2013年春)→岡山県和気町(2013.初夏)

§ 避難を決めた理由

埼玉ではこのさき2歳と妊娠中の子どもを育てられないと思いました。
保養先で仲間がいることを知りました。
「こられえ岡山」を見て、「こんな冊子がある岡山でなら母子でも暮らしていけるかも」と思いました。

§ 避難の経緯

2011年 東日本大震災 放射能について初めて知った
2012年 夏休み 初保養に広島尾道へ
2013年 春休み 埼玉を軽自動車で母子で出発。徳島・尾道・岡山でシェアハウスや民家などを転々したのち、同年11月和気のアパートに落ち着く。
2016年 夫が岡山にきて同居再開したが、夫婦関係の難しさに頭をたれる。

§ 『こられえおかやま』との出会いと『和気町ぽかぽかガイド』

2013年5月、とりあえず埼玉を出たものの、落ち着く先を決めかねていたわたしが出会った冊子が『こられえおかやま』(「子ども未来・愛ネットワーク」制作)でした。 初めて岡山に来た私に必要な情報がすべて掲載されていました。 『こられえおかやま』を手にしたその日から、ずっと持ち歩き続けたのでもうぼろぼろ…。 そのおかげで、岡山で母子3人で暮らすことを決意できて、いまも和気町で暮らしています。

和気町には、シェアハウス「やすらぎの泉」があります。 わたしもそこで4ヶ月ほどお世話になりました。 私が去った後も、「やすらぎの泉」に保養・移住目的のお母さん達が次々と来ました。 そんなとき、「はじめての岡山暮らし応援ガイド」の『こられえおかやま』があったように、「はじめての和気暮らし応援ガイド」があったなら、どんなに役立つだろうという思いが消えなくなりました。

そこで、シェアハウスの世話役をしてくださる延籐さんや先輩移住者から、日々の中で教えてもらった和気の情報を次の人に伝えるべく、2016年5月『和気町ぽかぽかガイド』(通称 和気ぽか 福武財団・和気町協力 定価300円)を発行することができました。 東京・大阪で開催されている「移住相談会」(岡山県主催)でも和気町が「和気ぽか」を配布してくれています。 まだ見ていない方はぜひ見てください。移住希望者には和気町から無料送付してもらえます。

§ 岡山LOVE!

わたし自身が幼い子どもを2人抱えて初めて和気に来たとき、和気のことを何にも知らなくて…という心ぼそさがありました。 避難してきた移住者は、自分が経験した心ぼそさといろいろな人に助けてもらった感謝の気持ちを、 あとから来る移住者のサポートすることで恩返ししていく…そんなつながりができているのが、岡山の人達のすばらしさかなと思っています。 岡山LOVEです。
さらに念願!津山の稲葉化粧品店で稲葉さんママにもお会いすることができて、ますます岡山LOVEです ^ ^

§ 夫との同居再開は幸せ!! かどうか

母子3人を3年経て、めでたく?夫が合流し4人の生活となりました。 待ちわびた同居でしたが、そうは問屋が卸さないんですね。
同居を再開した方々の話を聞くたびに、「まさか」せっかく旦那さんがいるのに?そんな「ぜいたく」?「わがまま」?と内心感じていたことが、 自身で経験するとよくわかりました。うまくいきません笑。
なぜでしょう。

それぞれのご家庭で違いはあるにせよ、別居期間があることは、夫婦の危機になりかねる問題のようです。 夫に限らず長く暮らしている身内というのは、「それくらい察してくれ」「なんでそんなことがわからないの」という甘えがあります。 子どもとは強固なつながりが既にあるはずだと思うので、もともと他人の夫婦こそ、お互い気合いを入れて、関係を見直したり、うまくやっていくための努力がすごく必要なのだとわかりました。
これから同居再開を予定されている方、心して頑張ってください(笑)
いや、すみません、楽しく同居再開されている方もたくさんいるハズ!!

(2017.2.8 本人記述)
  

【和気町あるある】